小技が光る日本のプロ野球

日本のプロ野球とアメリカの大リーグは、それぞれ国民的に人気のあるプロスポーツです。大リーグはパワフルでスピーディーなプレイが魅力的ですが、その一方で日本のプロ野球には、大リーグにはない魅力もあります。

その中でも特に日本のプロ野球が優れているのが、試合のところどころで見られる小技です。重要な試合の勝敗が、小技の成功によって決まったことにより決まったことも少なくありません。

立てかけられたバット

日本のプロ野球選手が得意とする小技の中でも、世界的に高いレベルを誇っているのがバントの技術です。特に一点を争うような緊迫した展開の試合では、バントの成功が試合の展開を有利に進めることもよくあります。バントをしっかりと成功させることで、ヒットを一本打つよりも確実にランナーを進めることができるので、多くの選手がバントの技術の向上に努力しています。

日本のプロ野球ではクリーンナップの選手がバントをすることもたまにありますが、そうしたことも試合に勝つための方法として重要視されています。

実際に日本にはバントの高い技術を持っている選手も多く、その中でもかつて読売ジャイアンツで活躍した川合昌弘選手は、バントの世界記録を達成しました。長い選手生活の通算で533本もの送りバントを成功させました。