日本のプロ野球はメジャーに比べるとパワーがない!?いや見どころは戦略と戦術と技にあります!

野球スタジアム

日本人にとって野球はとても馴染み深いスポーツです。現代はサッカー少年も増えましたが、少年野球も根強い人気があります。プロ野球選手に憧れて野球を始める少年たちがいて、リトルリーグに参加したり、高校では甲子園を目指す若者もいます。更にプロ野球に進んで活躍する選手もいて、いつでも野球は身近な存在です。

日本人選手と外国人選手には体格差はありますが、更に国によっては遺伝的な身体能力差もあります。例えばドミニカ共和国やジャマイカなどの選手は筋力だけでなく靭やかさがあり、パワーと華麗な動きで野球ファンを魅了してくれます。加えて野球の本場のアメリカでは、迫力あるパワープレーが主体です。

外国勢に対して日本人の選手も体格は良くなりましたが、全ての選手がパワーで対抗できているわけではありません。

記憶に残るパワーヒッターは、元読売ジャイアンツの松井秀喜さんです。日本で本塁打を332本も打ち、メジャーリーグでは175本も打っています。しかも2009年にはワールドシリーズに出場して、MVPまで受賞しています。

元阪神タイガースの新庄選手なども活躍していますが、松井秀喜さんように日本でもメジャーでもパワーで成績を残した選手は、残念ながら見当たりません。

ホームベース

しかし日本の野球の良さは、むしろパワーの対極にある戦略と戦術と技にあります。メジャーで10年連続200安打を達成したイチロー選手は、本塁打も打ちますが、広角で打ち分ける技と自身の脚力で内野ゴロでもヒットにし、盗塁で得点力があります。非力な体格の日本人ならではの技術と戦術で魅了し、メジャーでも多くのファンを獲得しました。更に日本の野球はバントや犠牲フライを活用し着実に得点を重ね、勝負に拘る野球を展開します。日本の野球はパワーにも引けを取らない堅実野球で、野球ファンを楽しませてくれます。