日本プロ野球に昔からある、基本的な数値データ、打率や防御率はよく知られているものです。しかし、セイバーメトリクスとなると、まだあまり知れ渡っていないものでしょう。セイバーメトリクスは野球の基本的なデータに統計学の要素を加えてより、細かく分析した手法です。
例として打率以外の選手評価方法で、OPSというものがあります。算出方法は出塁率+長打率で算出します。そしてこの数字はこれまでの評価の指標である打率と球団の順位が一致しないことも証明しています。
例として打率以外の選手評価方法で、OPSというものがあります。算出方法は出塁率+長打率で算出します。そしてこの数字はこれまでの評価の指標である打率と球団の順位が一致しないことも証明しています。
例を挙げると2018年シーズンの首位打者、坂本選手は打率.345に対してOPSは.935でセリーグ全体の6位でした。しかし打率.306で14位の丸選手はOPS1.096でセリーグの1位です。優勝した広島カープはこのOPSで他に鈴木選手が1.057で2位にランクイン、1位と2位を広島カープの選手が占めています。
3位に終わったジャイアンは坂本選手の7位が最高で、チーム成績とも連動しています。これは打率を算出するとき、四球が数字に反映されず、選球眼の良い出塁率の高いバッターがこれまで評価されてこなかったことにも関連があるからです。
メジャーで最初にセイバーメトリクスを採用したとされる、GMビリー・ビーンも自身を描いた映画「マネーボール」の中で、この出塁率を巡って、コーチ達との意見の衝突が描かれています。近年日本プロ野球もこのようなセイバーメトリクス的な、データ解析方法の重要性がメディアで取り上げられています。
実際にパ・リーグはデータ解析会社と協力、野球データ分析のイベントを開くこともしています。日本プロ野球もこれからデータ化がもっと凄くなっていき、それらを活用する球団も出てくるはずです。
日本の代表選手が集まる野球の侍ジャパンを応援
野球の日本代表選手は侍ジャパンと呼ばれていて、日米野球やWBC、プレミア12といった国際試合に出場しています。
侍ジャパンを応援する場合のポイントは、レベルの高いプレイに注目することです。日本代表ということで、プロ野球の各球団で活躍して人気がある選手がメインとなっているため、投球や打撃、守備と走塁の全てで質の高いプレイを見られるでしょう。
また、MLBで活躍している日本人選手が侍ジャパン入りすることもあります。MLBで活躍している日本人の選手は国内での実績が豊富で、素晴らしいプレイを披露してくれます。ですから、試合の展開だけではなく、選手1人1人の動きに注目しながら応援するのがベストです。
日本人選手に加えて外国人の選手も応援すると楽しめます。
野球の実績やルックス、性格などを見て大会前や試合前に好みの外国人選手に目星を付けておきます。すると、日本人や対戦する外国人選手にも注目し、応援できるようになります。
選手のプレイ以外では、侍ジャパンの選手達の応援歌も楽しめる要素です。プロ野球の試合では打者がバッターボックスに入ると、ファンが応援歌で選手を勇気付けています。
国際試合でも日本での開催だったり、侍ジャパンが攻めている時だったりなどは応援歌を聞けます。ファンのチームや選手の応援歌は知っていたとしても、他球団や異なるリーグの選手は応援歌を知らない場合があるでしょう!
良い機会なので、侍ジャパンの試合を通して応援歌を覚えることをおすすめします。
二軍戦も楽しめるプロ野球
プロ野球には、一軍戦だけでなく、二軍戦が行われる専用のリーグが存在します。日本プロ野球では、二軍戦をイースタン・リーグとウエスタン・リーグの2つのリーグに分けて運営しています。
これらのリーグでは、一軍に昇格を目指す若手選手や、故障から復帰を目指すベテラン選手が日々熱い戦いを繰り広げています。
二軍リーグの試合は、一軍戦とは異なり観客数が比較的少なく、地方球場で開催されることが多いです。しかし、その分観客席が選手に近く、プレーを間近で観られる点が大きな魅力となっています。
応援スタイルも一軍の華やかな雰囲気とは違い、じっくりと選手のプレーに注目できる環境が整っています。家族連れや地元のファンにとっては、リラックスした雰囲気で試合を楽しめる貴重な機会です。
二軍戦の最大の魅力の一つは、未来のスター選手たちがプレーしていることです。一軍での出場経験が少ない選手が多い二軍では、その成長過程を直接目の当たりにすることができます。
ドラフトで注目されたルーキーや、高卒数年目の若手選手が試合で躍動する姿は、観戦者に感動と期待を与えます。
特に、ファンにとっては「自分が発見したスター選手」という特別な感覚が得られる点が大きな楽しみです。「あの選手は二軍時代から応援していた」と語ることで、他のファンと差別化できる特別感を味わうことができます。
また、二軍で見せる地道な努力や試合中の真剣な表情を見ると、選手たちの人間的な魅力にも惹かれるでしょう。
さらに、二軍戦では個々の選手の特徴や課題が明確に見えるため、選手を深く理解する絶好の機会でもあります。
一軍戦のように華やかなパフォーマンスが求められる場ではないため、選手が試合の中で課題に挑む様子をじっくりと観察することができます。これが二軍観戦の特別な醍醐味と言えるでしょう。
二軍戦と聞くと、レベルが一軍よりも低いと思われがちですが、実際には非常に高いレベルの試合が展開されています。選手たちは一軍昇格を目指して全力でプレーしており、試合の緊張感や迫力は一軍戦に引けを取りません。特に、投手と打者の駆け引きや、緻密な守備プレーは観る者を引き込みます。
また、二軍戦では一軍の試合では見られないような戦術が使用されることも多いです。例えば、守備位置を大きく変えるシフトや、選手の新しいポジションへの挑戦などが積極的に試されます。
このような新しい試みは、選手の可能性を広げると同時に、観客にとっても新鮮な驚きや学びを提供します。